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斜め読み31.ヤマハ「暮らしづくり」の表紙

 背景は後で合成したのかと思ったら、フラスコの様な油入れやらシュガーポットの様なガラスのそこなどに、背景の写り込みを発見しました。
 ブルーの背景で撮影したのですね。
 ガラスの写り込みから、右に大きなディフューザーがあることがわかります。シンクの影からもそれがわかります。

 シルバーかステンレスか? スプーンの写り込みを見ると、トップにもディフューザーをあるライトを入れているようです。


「暮らしづくり」からもわかるよう、このシンクの特長を見せること、キンチンでの素敵な生活感を伝えるのが目的でしょう。
 小物がオシャレ。こういうタイプを使ったことはないですが、実用的にはどうなのでしょう? あまり向かないような気もします。見てくれがよいだけ、というのは偏見かな?
 フラスコのような油はオリーブオイル? ポット砂糖か塩か? 手前の緑は何ですか? どんな料理ができるのでしょう? ちょっとわかりません。

 シンクは真正面から。右端を画面に入れています。これで画面に変化が持たせられるということでしょうか。小物を置くことで、これがシンクであることがわかります。小物がない状態で白いオケだけを見ると、バスタブのようにも見えてしまうかも。








斜め読み30.グランベリーの車内刷り

 東横線の中。ぱっと目に入ったのが気持ちの悪い山苺のような実。
 なんじゃこれー。とよくよく見ると店の名が「グランベリー」だそうな。
 グランベリーッたらなんじゃそれー。と辞書を引くと、ツルコケモモだそうですよ。なんじゃらほい。

 アースカラーっていうのですか、全体的にアンバー系の色で統一して、秋冬っぽい感じを出しています。右側にはクリスマスのイルミネーションの写真もあります。クリスマスは彼氏の一緒にお買い物にきてねって。

 その彼氏と彼女。レンガ作りの公園のベンチで一休みはいいですが、飲んでいるあったかそうなカップはどこでお求めになられたのでしょうね。
 リアルに考えると紙コップが妥当かと思いますが、絵にならないか。

 彼氏は、レンガにベタ座りです。
 ううむ。こんな格好するか? こういうところでも女性が主役、というのがわかりますね。ま、上のでかい顔の写真も露骨ですが。
 「気分晴れた。でしょ?」っていうわりには、晴れた日の光ではないようです。


 広角レンズで撮影しいているので背景には公園が広く写っていますが、誰の足もありません。結構、閑散としているようです。このレンガ作りの公園は、どこにあるのでしょう。「ツルコケモモ」の中ですかね?

 あ、今気づきました。
 赤いグランベリーの実は、上下の写真の境目の破線のように、跳ねているのですねー。ううむ。このような実はポンポン跳ねないで、グシャってツブレそうな気がしますが・・。

 しかし、こういうところに出てくるモデルさんって、なんで白人の外人サンなのでしょう。下着モデルもそうです。それが普通だから? とりあえずキレイだから? 日本人だと近親憎悪や嫉妬のような感情がでるから? 白人のようになるのが日本人の夢だから? 









斜め読み29.八千代銀行の看板の由美かおるさん

 うわっ。ちょっとびっくり。こんなところ(相鉄線・希望が丘駅の近く)でこんな人に出会うなんて・・。

 白背景に白いテーブル、白い衣装。清潔感がありますね。
 キャラまんま。

 テーブルの上はカクテル? ちょっと大人・・・って、大人過ぎないか?


 下に着ているのはブルー。あと背景の右側上に観葉植物らしい緑が見えます。白だけでは、物足りなかったのかな?

 左手、人指し指は顎。キレイな指ですねぇ。右手のテーブルの下に入れています。こういう方法もあるのですね。ふむふむ。

 影がほとんど見えない照明です。瞳を見てみてこれまたびっくり。

 白いのが光源で、いろんな形をしているのが5個見えますよ。

 下から三つ。両側は四角、真ん中は菱形にみえます。上は2つ。丸かな。

 キラキラでキレイ。だけでなく、いろんな方向から光を当てることでシワやでこぼこが見えなくなるのです。下からの光が強いことで、ちょっとミステリアスな大人な雰囲気もでます。

 しかしこんな数を使ったのは初めて見ました。









斜め読み28.ヤマハの広報「暮らしづくり」から

 手前のいろとりどりのモノは、シンクです。キッチンで使う。
 カラフルですね。
 
 背景は工場か倉庫のようです。このような場所の照明は、水銀灯や蛍光灯が主流で、ホワイトバランスをちゃんと設定しないと、キレイな色になりません。
 それにしても鮮やかです。

 よくよく見ると、奥に立てかけられたそれぞれのシンクにそれら自体の影がつよく写っているのがわかりました。
 その角度を追っていくと、画面右側、2段目よりは低く、1段目よりは高い位置に点光源があることがわかります。ストロボだろうと思うのですがどうでしょう。1段目の奥のグレーの壁にその反射も見えます。
 スタンドに立てたのかな、アシスタント君が持っているのかな?

 それだけだと、影の部分にその場の光の影響が強く残ります。手前の緑のシンクの光沢部分から想像するに、画面左側ももう一つストロボを光らせているようです。こちらは、弱めにしているのでしょうか。光の反射はあっても、影はほとんど見えません。

 そう思うと、背景の色が蛍光灯や水銀灯の光で緑に偏っていないのが不思議です。うむむむ。


 工場らしさを写すこと、カラフルさを伝えること。

 ディフューザーを使わないので、あまり大がかりにならず、上手い具合に撮影しています。こんなやり方もあるのですね。目からウロコ。
 でもここまで上手く撮るのは難しいでしょうね。








斜め読み27.カイザークラフトのカタログから

 パッと見て、広いスタジオの白ホリゾントで撮影したのかな、と思ってよくよく見ると、先ず影が怪しい。
 次に左の戸棚と右二つの机の、側面の陰影が合わないことに気づきました。戸棚は右側面が明るいのですが、机は左側面が明るいのです。
 疑いのまなざしで見ると、右の机の遠近感も微妙にズレているような気がしますが、どうでしょう。

 これはおそらく、それぞれの写真を組み合わせたのですね。

 いやあ、自然に見えるものです。その事実に驚いてしまいました。

 単品を見せられるより、オフィスの感じも想像できますし、これはよい方法ですね・・。

 ただ、ちゃんと遠近法に従って調整するのは、かなり難しそう。

 ソフトで形の変形が可能だとしても、もともとこのように配置することを予定して撮影しないと後が大変そうです。

 ライティングは、それぞれの見たい部分がちゃんと見えれば、それほど気にならないようです。基本は、机の天版は別にして、正面となる側面を明るく、もう一つの側面を多少暗くして、立体感をちゃんと伝えることにあるようです。


 あと、机の影の付け方も興味深いです。直下に落す濃いトップライトの影と、メインライトの影のように横に伸びる薄い影。この二つがあります。影イキで編集したのかな? と思いましたが、机の後方にできるはずの影がないので、多分編集で加えたものでしょう。でも、二重の影をつけることで、余計にリアルに見えます。

 これもいつか応用してみることにしましょう。

 








斜め読み26.ショクブン「私の献立」の飛騨ラーメン



ショクブンは、食材を配送する会社。そのカタログの特集ページから、飛騨高山ラーメンだそうです。

料理の本や広告よりもらくーに見られるのはなぜでしょう。
押しつけがましくない。隠し所がない。という感じ。

印刷のせいかもしれません。鮮やかさを抑えている、ということもあるのかな。

この写真に写っている素材が届き、自分で調理したら、同じ料理ができるわけですから、
演出しすぎる、と問題がありそう。

下地は、深い木目のテーブル(らしき木)の上にランチョンマット。
飛騨あたりに関係するものですかね。

右後方は胡椒。左には、唐がらしのマスコット。

「辛い」ということでしょうか。

器は、ラーメンとしてはスタンダードなタイプですね。
麺の上には玉子、ネギ、ノリ。
カタログの内容をよく見ていませんが、基本的にこれら全てがセットで届きます。

ノリと器の光と影から、光源は左上。ディフューザーごし。
汁の上に浮いた油もキレイに見えます。

麺は水面に浮きだしたように多く見えます。
このあたりの見せ方はいろいろあるようですね。
ザルみたいなのを沈めてその上に麺を載せるとか、
塩をたっぷりいれて浮かすとか・・。
麺をたっぷり入れるのも手かな?

ノリがのびていないです。
入れて直ぐ撮るのかな?
と思ったら、器の内側の影がちょっと不自然に見えます。
麺とつゆの部分には影が落ちているのに、器の内側の白い部分の影がありません。
そういう具合に見ると、器に載らずに、浮いているようにも見えます。
あれれ?
ネギと釜後の部分を見ると合成でもなさそうですし。
どうやっているのでしょう?








斜め読み25.アクアジャーナルの作品から


 
  初めて見た時、深い自然の森の中のようだと思いました。

 水槽が好きな人は、こういう風に水槽の中を見ているんだな、とわかったような気がしました。
 水槽をこういう具合に撮るという「発想」に脱帽。
 撮るノウハウもいろいろありそうですが、それ以前の話。

 多分、この水槽の実物を目の当たりにしても、こういう視点を得られるかどうか自信がありません。
 この「視点」を写真は、水槽に関心のない僕のような人間にも、ハードルを低くして与えてくれる。
 
  写真って、こういうことができるんだ、と。


 
 水槽が好きであること。水槽に対して新しい視点というかビジョンを持っていること。
 その上で、写真の技術が伴っていること。
 どれが欠けても、こういう具合には撮れないように思います。

 撮影方法。
 トップに大きなディフューザーのライト。もしかしたら白背景にもライトを。
 水槽の真正面にカメラを構えて。水槽の両側の傾きの感じから、広角レンズだろうと思います。
 広角でググッと近づいて。

 水槽のガラス(アクリル)表面にカメラや自分が写らないよう、カメラ側に光がこないよう黒紙などでカットしているのでしょう。

 魚がぴったり止まっていますから、ストロボ。
 水を扱う場所でのストロボ使用ですから、十分漏電などに注意しなければなりません。
 ちょっと怖いですね。こういう撮影は。
 







斜め読み24.DINOSのカタログ Caraの表紙

 美しい人ですねぇ。

 本人からすると、やや右向き、右足に重心を移して、右肩も落しています。左足はおそらく少し開いた感じでしょう。両手は素直に下ろしていますが、普通に下ろした位置よりも、少し後ろ側。指先はキレイに見せるように整えていますね。顔はカメラ向き。やや傾げています。

 棒立ちのようですが、微妙にズラした感じがキレイ。

 これだけのことでも、意識して慣れるようにしないと、自然にはできません。

 髮の毛、本人左側は後ろ。右は前に。

 瞳の部分を見るとライティングがわかります。

 カメラ左横、少し上に、大きめの円形のディフューザー。

 モデルさんの手前下にレフ板、です。

 髮の毛や肩を見ると、トップライトはないようですね。

 背景のベージュよりも、肌色を明るく照明しています。正面からのライティングなので、輪郭が濃いめになっています。

 ということは、背景には照明を入れていないか、背景とモデルさんの距離が十分にあって、画面外を黒にしているのか?

 うむむ。モデルさんが美しいのであまり感じませんでしたが、光を見始めるとちょっと平坦かなー、とか思ってしまいました。
 
 背景はベージュ。秋だから? なので、肌色との境目をはっきりさせるために、このようなライティングになったということもあるかもしれません。

 

 








斜め読み23.首相官邸ブログのトップバナー


 首相官邸ブログが、アメーバブログで行なわれているのこと。
 早速見てみました。政府の広報にはほとんど関心がありませんでしたが、いろいろタメになる情報が得られそうです。時々拝見してみることにしましょう。

 ところでトップに使われている写真。
 鳩山総理の使っている演台に国連のマークがありましたので、これは先日の国連総会での演説の写真だな、とわかりました。
 鳩山総理の顔の後ろにある斜めの台のようなものが気になったので、さっそくちょこっと調べたら、この写真。

 ビンゴ!
 総理の位置と背景の位置関係が同じです。
 おおーっ。こんなに遠くから撮影していたのですね。

 このアップの写真をトリミングして使ったのでしょう。

 バナーの建物は、首相官邸。かなりワイドで、垂直もピッタリ出しています。屋根の影の落ち方がキレイに見えますから、実物の建物の向きを調べれば、季節も撮影時刻もだいたいわかりますね。調べるの面倒ですが。
 太陽が画面左奥に位置しています。なので影が右手前に落ちています。陰影がはっきりして、立体感が強調され、くっきり見えます。ふむふむ。
 空の青さがかなり濃い青になっていますから、偏光フィルターを使ったのか、編集か、冬に撮影したか?

 官邸ブログですから、官邸と首相の顔。2カットの写真をぼかして繋いで。これはいろいろ応用できそうです。







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